>>> 頑張れおかあさん  (アイザック、グリュンワルド、エヴァ、お嬢)

「あれ?エヴァは?」
「姫と一緒にデュエルしに出掛けたぞ。今日はディートヘルムだそうだ」
「マジかよ、イイな畜生。俺も戦いてぇ」
「お前の場合はアイツにくっついて行きたいだけだろう」
「アイツの軍犬ですからー。……って言うか、何かこう、ワケのわかんねぇ不安があるんだよ」
「姫が一緒なんだ。エヴァリストなら大丈夫だろう」
「(……普通逆じゃね?)」

−数分後−

「「ただいま」」
「お帰り、姫。それとエヴァリストも」
「デュエルお疲れー…………エヴァ。お前、コートはどうした」
「ああ。デュエルに負けてしまったからな。相手に渡してきた」
「ばっ……!! そんなルール無ぇってあん時メチャクチャ言っただろうが!!!!  ちょ、お嬢…!!!」
「違うわ。私、あれ以来ルールに関する嘘は言ってないもの」
「じゃあ……!」
「はは、信じたのかエヴァリスト」
「何してんですか王子」
「…また嘘だったのか?」
「すまないな、エヴァリスト。真っ赤な嘘だ。
 私が来る前にそう言う事があった、と聞いたから引っ掛けてみたが……本当に掛かるとは」
「オイこら」
「グリュンワルド、貴方、何て言ったの?」
「"新しく制定されたルールだ"と」
「それで信じたのか、エヴァ」
「……"面白いからそれをやろうと言う事になったそうだぞ"、と」
「 言 わ れ た か ら っ て 信 じ る な ! ! 」



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