>>> 新入り発表会  (オールキャラ)

−シェリの場合−
「皆聞いて、新しい仲間よ」
「「「「「おぉ〜」」」」」
「姫がダークルームで拾ってきた」
「お前そんな犬とか猫じゃねえんだから……」
「箱に入っていたのだ、似た様なものだろう」
「そうだけどよ……」
「(だからってその言い方はどうなんだと、私は思うぞ)」
「さぁ、こっちよ。入ってきて」
「――コンニチハ」
「へえ、お洒落な女の子だな」
「確か……シェリ、ではなかったか」
「何、アンタ達アタシの事知ってるの?」
「後で説明するわ」
「紙芝居でな」
「ふぅん? ………ところで、ねぇ、そこの。眼鏡の貴方」
「何だ」
「貴方ってネk「おぉーっとエヴァ! 両耳に虫が!!(両手でエヴァの耳をガード)」
「何なんだ、おい」
「お前は知らなくていい! おい王子! メモに書いて教えようとすんな!! ジェッドお前は掌に書いて教えようとすんな!!!」
「何よ、ちょっと訊こうとしただけじゃない。右か左かって」
「だから何なんだ一体」
「……グリュンワルド、右左とは一体」
「………………お前、知らないのか」

−アーチボルトの場合−
「また新しい仲間が来たらしい」
「今度は誰だ? 男か? 女か?」
「男よ。多分、この中では最年長になるんじゃないかしら」
「へぇ」
「さぁ、どうぞ」
「どうもー」
「お、探索中に見た事あるおっさんだ」
「デュエル会場で不運っぷり発揮してたおっさんだよね」
「探索中に会う彼は"野生のおっさん"と言うそうだ。向こうは仕事をする、と言う噂だが……」
「そう言えば、この間は"野生のおっさん"に全滅一歩手前にまで追い込まれたな」
「おいお前達、本当だからってそう指さして言うのは失礼だぞ?」
「アンタもさり気なく失礼だぜ、剣士さんよ……よ、よぉ、レオン」
「(ギリギリギリギリギリ)」
「うわ、レオンが見た事無え顔してる」
「何かアンタに色々あった気がするんだが全然思い出せねぇ……」
「あー……うん、その内わか……おいこらナイフしまいなさい」

−ベルンハルトの場合−
「皆、また新しい仲間が増えたわ。最年長記録が更新されるかも」
「…新入りが顔を出す前に、どの戦士なのかのヒントが来たな」
「レオンとおっさん、影撃ちの準備! エヴァは窓の側へ移動! アベルは前衛でミートシールド!」
「え、何、何だ何だ、新入りが来るだけだろ?」
「いいから準備しろよアーチボルト」
「はい」
「なあ、ミートシールドって?」
「アンタは前に出て剣構えてればいいんじゃないの」
「おぉ、わかった!」
「ブレイズ、お前はアベルの左へ立て。私は右に立つ」
「あ、あぁ?」
「……アイザック」
「大丈夫だエヴァ、俺達が付いてる。ジェッド、お前はくるりんぱするアレな」
「変な呼び方しないでよ」
「(その割りにはきっちり因果の糸の準備してるよな)」
「何?」
「いや何でも」
「シェリはエヴァの手前な。新入りが動いたらとにかくビックブラックで」
「ハァーイ」
「……よしイイぜお嬢」
「(何がいいのかしら?)もう誰が来たのか知ってるみたいだけど……皆、ベルンハルトよ」
「…………。」
「……………。」
「……よろしく頼む」
「(……なぁアイザック、こいつ普通のベルンハルトかも)」
「(いやわかんねえぞレオン……)」
「……そこにいるのは、エヴァリストか」
「……!(びくっ)」
「…………。」
「フ……ハハ……! 会いたかったぞ、エヴァリスト……!!」
「おい何でこいつ剣抜くんだ!?」
「いいからおっさん影撃ち! くそっ、早ぇ!!」
「貴様に怨みは無いがここで止める……!」
「エヴァ逃げろ! ここは俺が!!」
「すまないアイザック! 約束の場所で会おう…!!」
「えっ、ねぇ! ちょっと約束の場所って何?! 後で詳細教えてね!」
「……隠れん坊か。いいだろう、どこへ行こうと見つけてみせるぞ、エヴァリスト」
「えーとよくわからんが俺と手合わせしないか?」
「爽やかに本気で斬り付けるってホントわけわかんないアンタ」

「……グリュンワルド、貴方は何もしなくていいの?」
「ここで見ている方が面白いだろう?」




ここへ来たベルンハルトも、とあるお宅のベルンハルトと同様に変態紳士だったオチ。

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