>>> トライアングル（多分） （グリュンワルド、お嬢、ブレイズ、エヴァ、アイザック、レオン）
−木陰で、のんびり−
「姫の髪は、長くて綺麗だな」
「そう…？伸びる事は無い作り物だけれど…でも、そう言われると嬉しいわ。ありがとう」
「本物ではないのか」
「ええ、そうよ。……多分。伸びた事が無いから、そう、思ってるだけなんだけれど」
「そうか。…どちらでも、いいのではないかな。綺麗な事に変わりはないよ」
「ありがとうグリュンワルド。お世辞でも嬉しいわ」
「おや、心からの言葉なんだがね」
「あら。お上手ね」
−そして、離れた所で茶をしばく4人−
「………あの2人」
「あ？」
「随分と、親しい様だが」
「あー、お嬢とグリュンワルドか。……んー、」
「そう言やぁ、よく一緒にいるよな。この間も一緒に本読んでるの見たぜ」
「ああ、あの2人は仲がいいぞ」
「……！（びきっ）」
「（ばっ……！ レオンてめぇ、空気読め空気！！ エヴァもだ！！）」
「（何がだ。訊かれたから答えただけだぞ）」
「（そうだそうだ。あ、このお茶美味いな）」
「（ブレイズの顔見ろ、そのバンダナと眼鏡は飾りか！ あいつのこめかみ、ビキビキしてんじゃねぇか！）」
「（俺のバンダナ関係無いだろ……まぁ、確かにご機嫌斜めみたいだな）」
「（不機嫌になる理由がわからないんだが）」
「（……や、わからねぇままでイイと思う）」
「（あのグリュンワルドが、穏やかな表情を……。…私には、あんな……くっ…！！）」
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